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2016年5月22日日曜日

18歳選挙権で全国でビラまきをしませんか。

18歳選挙権で全国でビラまきをしませんか。

このビラまきは、この間、東京都内で卒・入学式等でビラまきをしてきた団体・個人が交流を重ねる中で、<18歳選挙権を前に高校生向けのビラを作りまくことだ大事だ>ということで一致して行うことになったものです。取り敢えず、不十分ながらも<統一ビラ>を作りました。
参院選の公示前までにできる限りまこうと考えています。


今回弁護士の方々も協力してくれることになりました。全国各地でも様々な形で、高校生に対する働きかけが行われていると思いますが、私たちのビラを利用していただいても構いません。
ビラの添付ファイルが必要な方はご連絡ください。

また、ビラの印刷が難しいならばこちらで印刷して送ります(有料ですが)。

高校生たちは、昨年の「安保反対闘争」以来、政治に目覚めつつあると思います。
その高校生たち(18歳以上の)が選挙権を持つようになるのです。
しかし、政府は高校生の政治的自覚が高まることを恐れ、「届け出制」とか「政治的中立性」などにより、高校生の<主権者としての権利>を制限しようとしています。


また、マスコミに対する圧力も強まり、日本の「報道の自由度ランキング」が72位まで落ちています。(2010年は11位でした)
こうした状況の中で、一般ピープルである私たちが声を上げなければ、多くの高校生・若者たちは戦前同様、政府やマスコミのことを鵜呑みにし、再び進んで侵略戦争に参加し犠牲になる可能性が高くなってきています。

「日の丸・君が代」の強制に反対する私たちは、<高校生向け>ビラまきが、東京だけではなく、
全国各地で行われることを願っています。すでに立ち上がっている中高生もいるのです。
高校生に真実を伝えるために、共に連帯して闘いましょう。
これが今の時代を生きる大人たちの使命だと思います。


 


5/11 田中聡史さんへの「再発防止」研修に抗議・支援行動

5月11日(水)、東京都教職員研修センター前で、石神井特別支援学校の田中聡史さんへの再発防止研修に対する抗議・支援行動が行われました。
田中さんが不当研修にのぞむ朝8時30分~9時過ぎまでと「研修」が終わった視点での12時30分から13時までの行動でした。約60名が参加しました。

朝の抗議・支援集会

朝は、澤藤弁護士がセンターに対して、抗議の申し入れをしました。
田中さんをシュプレヒコールで送り出しました。



そのあと、澤藤弁護士は「舛添知事がもし<政治資金規正法>で処罰されるようなことになれば、公民権停止になり都知事選にも出られなくなる。こういう人間らが『日の丸・君が代』を強制し処分している。」と舛添を糾弾しました

また、「君が代」裁判4次原告のKさんは、「舛添はあんまりだ。旅費規程の3~4倍ものスイートルームに泊まっている。我々が出張の時は、規定から足が出たら自分で払う。
皆さんも守っているだろう。」と、研修所前に居並ぶ都教委職員(約10人)に向かって話しかけました。





さらに山谷労働組合の人は次のように述べました
「1月から都立公園の掃除に行っている。1日9000円で、そこから保険とか引かれて、手取りが8000円を切る。しかもその仕事は1週間から10日に一度しか回って来ない。それで自分たちは生き延びている。1泊20万円のスイートルーム?!労働者のことは全く考えていない。
私たちの要求は<反戦と仕事よこせ!>だ。『日の丸・君が代』は戦争につながるから反対だ。2月の『総決起集会』のときに、大内先生が、<戦争と若者の問題は一つにつながっている>と言ったが、そのことは山谷でもそう思う。
1か月で1000円の組合費、1日8000円の収入からは払えない。街頭カンパで活動費を出している。これまでは、高齢者がカンパしてくれる割合が多かったが、最近は非正規の若い世代のカンパが多くなっている。闘いがなかなか広がらない厳しさはあるが、筋を通していけば、必ず発展すると思う。」

午後の抗議・支援集会

午後から、田中さんが出てくるまでの集会でも、舛添知事の「公私混同」や乙武前教育委員の「破廉恥行為」に対する批判と怒りが出されました。

研修所から出てきた田中聡史さんは次のようなことを述べました。
研修内容は例年と同じだった。2012年以来5年間続けている。
 <振り返りシート>には内心に踏み込む設問がある。これは、 2004 の「再発防止研修」に対する東京地裁決定( 自己の思想、信条に反すると表明する者に対して、何度も繰り返同一内容研修を受けさせるような研修は、違憲遺法の問題を生ずる可能性があると言わなければならない)に反する。
廊下には監視要員がいて、トイレの中までついてくる。これは人権侵害だ。
学校は今多忙な時間帯だ。現場に配慮しない研修はやるべきではない。『日の丸・君が代』は強制すべきではない。今回、『録音は研修内容が深められるのであればよい』と言われた。」
田中さんも述べているように、5年間も( 自己の思想、信条に反すると表明する者に対して、何度も繰り返同一内容研修を受けさせるような研修は、違憲遺法の問題を生ずる可能性がある)のです。

なお、かつて授業を空けることはできないとして、「再発防止研修」の日程変更を要求したにも拘わらず、都教委はそれを認めず、結局授業をやったので処分され、さらに「再発防止研修」を受けさせられた福嶋さんは、その後完全勝訴し、処分は取り消されました。
しかし、都教委はその「再発防止研修」をやったことに対し、福嶋さんに対する謝罪も、
それを行った都教委の責任者に対する処分も出していません

2016年5月14日土曜日

5/13 都教委に抗議文送る ○○先生の再処分を撤回せよ!

 ◆都立高校教員の○○先生は先に都教委から免職処分を受けましたが、処分撤回を求めて裁判所に訴えました。そして、東京地裁、東京高裁では「処分不当」勝訴し、都教委も上告せず、免職処分は撤回されました。それにも関わらず、都教委は同じ「事案」で、「停職6ケ月」の処分を出しました。全く不当です。 都教委包囲ネットは、都教委に以下の抗議文を送りました。

抗議文                   
2016年5月13日
東京都教育委員会教育長 中井敬三 殿
都教委包囲首都圏ネットワーク
連絡先 〇〇〇〇

〇〇高校・〇〇先生の再処分に強く抗議し、再処分の撤回を求める

本年3月24日の東京高裁判決で、〇〇高校・〇〇先生に対する免職処分は不当なものだとされました。 都教委はその後最高裁への上告を断念し、4月7日をもって判決が確定しました。
本来なら都教委は、〇〇先生に謝罪をし、これまで〇〇先生が被った損害を弁償し、即刻、職場復帰させるべきでした。  にもかかわらず都教委は、判決の翌日〇〇先生への事情聴取をし、5月9日「停職6ヶ月」の再処分を発令しました。 〇〇先生はすでに、不当な長期研修を強いられ、実質6か月以上の無給状態を経て、辛い日々を送ってきているのです。しかも、判決文などには次のように書かれていました。

東京高裁判決文より

●「・・・生徒Aは、自らが送信するメールに被控訴人が応えてくれることに対し、救いを見いだしていた。」(甲6 証人生徒A)」(判決 3頁)

●「被控訴人は、生徒Aが、父親から、弟たちの世話がおろそかになるからと、高校で勉学を励むことを否定され、経済的にも困窮し、精神的に逃げ場のない生活を送っていることに心を痛め、精神的に支援したいという気持ちから生徒Aに声を掛け、メールのやり取りに応じるようになったものであり、生徒Aは、被控訴人の上記のような対応に救いを見出し、現在も感謝の念を抱いており、被控訴人が懲戒処分を受けることを望んでおらず、
被控訴人が生徒Aに多数の不適切なメールを送信したことで〇〇高校に苦情を申し立てた生徒Aの父親でさえ、被控訴人を辞めさせたいとは思っていないと述べている。」(判決 12ないし13頁)

●「生徒Aは、〇〇高校を卒業した後、親からDVを受けた子が避難する施設で暮らした後、成人後は同施設をでて自立した生活を送っており、そのような状況のなかで、その陳述書においても、また、原審で証人として出頭して証言した際にも、〇〇高校在校中の被控訴人の活動に感謝し、被控訴人が懲戒処分を受けることを望まないとの意思を明確にしている。」(判決 7ないし8頁)

●また校長も、「家庭環境に恵まれないひとりの本校生徒を親身になって支援し、卒業までさせた事実は、学校長としても大変喜ばしい教育実践だと考えています。」(甲32号証 7頁ぷれす)と述べています。

これらを読んでも、都教委はむしろ、生徒を退学の淵から救った〇〇先生に感謝してしかるべきだと思います。

また、都教委自ら上告を断念しているのです。にも拘わらず、自らの非を認めず、一方的に自らの主張のみで「停職6ヶ月」という重い処分を出し、プレス発表しています。
都教委は、生徒、保護者、また生徒に寄り添い苦労している教員のことなど全く無視し、単に組織防衛とメンツだけしか考えていないと言わざるを得ません。さらに付け加えるならば、最初の免職処分を出したときには、あの不倫・乙武氏も教育委員でした。

私たちは、こうした都教委の不当・理不尽な処分に対し、心からの怒りを表明するとともに、〇〇先生に対する処分を即刻撤回することを強く求めます。

2016年5月10日火曜日

◆裁判で敗訴して、謝罪もせずに再処分強行 断じて許せない!

◆3月24日、東京高裁(第4民事部・綿引万里子裁判長・当時 現札幌高裁長官)は、生徒への「不適切メール」を理由としたF高校Oさんへの都教委の懲戒免職は都教委の「裁量権の逸脱濫用」で「違法」として都教委の控訴を棄却し、懲戒免職処分取り消しを言い渡し、一審原告Oさんが勝訴しました。
ところが、都教委は、4月28日の定例会で同教諭に対する懲戒処分(処分の出し直し=再処分)を決定し、連休明けの昨日5月9日、Oさんに対してして停職6月の再処分を発令しました。近藤徹さんからの報告が届きましたのでアップします。







◆都教委は判決を無視している。

上記裁判では、一審、二審ともに、裁判長は双方の和解協議を提案し、当方は協議に
応じる姿勢を示しましたが、都教委側は拒否して判決に至り、都教委の主張は退けら
れ、強引な処分が断罪されたのです。にもかかわらず、都教委は、裁判での主張と同
じ一方的な理由で再処分をしたのです。

都教委は、「一日も早く教壇に立ちたい」という本人の願いに背き、違法な処分を
行ったことを本人に謝罪もせず、責任の所在を明らかにすることなく、「本件につい
ては、平成28年3月の東京高等裁判所判決により、東京都教育委員会が発令した懲
戒免職処分が取り消され、同処分の取消しが確定したことから、判決を踏まえて懲戒
処分の程度を検討し、改めて停職処分を行った。」と本人を教壇に立たせない悪質な
停職6月という重い「再処分」を行ったのです。
「君が代」処分と同じ構造での再処分です。このような無法な再処分を断じて許せま
せん。


◆都教委の処分理由 都教委HPより
  ↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/p_hukumu/160509.pdf

教職員の服務事故について  
 このことについて、下記のとおり発令(1件)したのでお知らせします。 
記 

1 教職員に関する事項 (1) 校種  高等学校(区部) (2) 職名  教諭 (3) 年齢 34歳 (4) 性別  男
2 処分の程度 停職6月
3 発令年月日 平成28年5月9日
4 処分理由  平成23年11月7日午前6時43分頃から同日午後6時19分頃までの間に、勤務校の 女子生徒に対して、抱かせてほしい、同生徒の身体にたくさん触れる、同生徒を感じさせる 等の内容の電子メールを送信し、同生徒に性行為の方法を教示するとともに、同校の修学旅 行の就寝時間、勤務時間及びその他の時間帯に、同生徒に対して、逢った時一緒に横になって寝よう、付き合ってほしい、抱き締めたらキスしたくなってキスしたなどの不適切な内容の電子メールを送信し、同年4月頃から同年11月14日までの間に合計845通以上 の電子メールを送信した。 また、同生徒に対してネックレスや現金1万円などを与える、自宅に数分間程度滞在させる、都内の駅などで会うなどし、同校生徒の間で、上記の者が女子生徒と交際している噂が 広がる事態を招くとともに、電子メールを送信した相手の女子生徒の保護者に不信感を与えたことにより、約2か月の間、同生徒が同校に登校できない事態を招いた。さらに、東京都教育委員会の事情聴取において、虚偽の供述を行った。 
 ※ 本件については、平成28年3月の東京高等裁判所判決により、東京都教育委員会  が発令した懲戒免職処分が取り消され、同処分の取消しが確定したことから、判決を  踏まえて懲戒 処分の程度を検討し、改めて停職処分を行った。     
【問合せ先】  東京都教育庁人事部職員課  電話 03-5320-6798(直通)

◆地裁の審理に「教え子 Aさん」証言

地裁の口頭弁論の中で、「教え子」の生徒Aさんも証人として出廷し、親に学校をやめさせられそうなほどの厳しい家庭環境で、O先生の援助で学校を卒業できて感謝していること、Oさんを免職処分するにあたり、都教委は女生徒本人の事情聴取もしなかったこと、などを証言しました。
また、F高校の校長(当時の勤務校)は、都教委作成の虚偽の陳述書に無理矢理署名・押印させられたが、良心の呵責に耐えかねてその陳述書を撤回する旨の陳述書を裁判所に提
出しました。
これらの証言などにより、この免職処分が、生徒を思いひたすら生徒に寄り添う教育実践をめざしていたOさんに対する都教委によるパワーハラスメントであることが明らかになりました。

◆O先生の同僚で、O先生を支援するI先生からの報告

一連の情報後を御報告します。
高裁判決で完全勝利し、懲戒免職処分が取り消されたA先生ですが、勝利後直ちに都庁へ呼び出されて改めて事情聴取が行われ、再処分をしないようにたくさんの要請書を都に送りました。
しかし本日、都はA先生に「停職6か月」の再処分を発令しました。
この間、不当な研修を強いられ、実質6か月以上の無給状態を経て、辛い日々を送ってきたA先生の苦労はどうなるのでしょう。
都教委は司法判断など完全無視して、おのれの組織防衛と保身のみに魂を奪われ、メンツの為だけに動いています。
子ども達のこと等これっぽっちも考えていません。職員のこと等これっぽっちも考えていません。良い教育の為には…等と言う視点は全くありません。
校長の陳述書を偽造した人事部職員課の相賀直主任管理主事の指導などしないようで
す。身内の犯罪は放置しておきながら、教員苛めの上塗りなどとは言語道断!
これから改めて都教委を法的手段に訴えて闘い続けます。
都議会議員との接触も試みます。
相賀の責任を追及します。
引き続き、御関心を持って見守って頂きたいと思います。
御報告まで。


◆別件ですが、明日5月11日の再発防止研修(対象者:特別神学校教員Tさん 
★再発防止研修抗議・該当者支援行動
*早朝からの行動ですが、ご協力を!
*報道関係者の取材歓迎。
 5月11日(水)東京都教職員研修センター前
        (JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
  8時20分 支援者集合・行動開始
  8時35分 弁護団(澤藤弁護士)申し入れ
  8時50分 該当者(受講者)入場、激励行動
  9時~ 研修
  12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動 
*呼びかけ:被処分者の会

2016年5月1日日曜日

4/28 都教委定例会 根津公子さんの傍聴報告

■4月28日(木)に行われた都教委定例会の、根津公子の傍聴記です。





都教委の教育支配・教育破壊は今年度もさらに進むのか

教員は都独自の道徳読本(小中)や「人間と社会」(高校)を使った授業や年間35時間のオリンピック・パラリンピック教育、さらには補習授業まで都教委の指示通りに動かされ、多忙を極め、本来学校で優先して行うべき「教員と子どもとの人格的接触」に充てる時間はない。子どもの事故が起きると教員の対応が問題視されるが、教員が都教委に振り回される中、子どもの心の叫びに気づくことなど不可能となっているのではないか。都教委がすべきは、その現場を振り返ることなのではないか。
・・・
全文はレイバーネットのブログに載っています。
 ↓
http://www.labornetjp.org/news/2016/0428nezu