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2016年3月13日日曜日

2016年3月 都立高校卒業式 チラシ撒き報告(その4)

都立高校卒業式のチラシ撒き報告です。(その4)

■  3/9 Q高校

若い教員がチラシを受け取りそうになって、「何ですか、これは?」と聞いてきたので、「卒業式の『君が代』斉唱に反対して、立たなかったために処分された先生たちを支援して、卒業生や先生、保護者にこうして撒いているのです」「チラシを読めばわかりますから」という。
その教員は「支援?」と言い、「いりません」という。私が「そんなこと言わずに読んでください」というと、「こういうことをするのに許可は取っているんですか」という。「許可はいりません。ここは公道ではから」というと、そのまま校内に入って行ってしまった。
要するに、その教員は本当に「10.23通達」を知らない。
教員一人が生徒に「おはよう」挨拶をし始めた。そのあと、女性の副校長が出てきて、「自転車の生徒にはまかなで、危ないから」と言った。「ハイ、注意して撒いていますから」と答える。
生徒はほとんどチラシを受け取った。教員の受け取りはまあまあ。
副校長はチラシを受け取った生徒に「チラシはちゃんと始末してね。ごみ箱に入れるとか」と言うので、私は「チラシは捨てないで読んでください」と言い、「先生、ごみ箱に捨ててなんていうのはひどいじゃないですか」というと「捨てろとは言ってない。最後はごみ箱に入れて、そこいら辺に置くな、ということですよ」という。私は「先生、こういうのが政治教育なんですよ」と言う。
8時30分前に「校長ですが、くれぐれも生徒に撒かないでください」と言ってきた。
8時30分に校門に「卒業証書授与式」の看板を出す。その後しばらくして、ポールに「日の丸」、都旗、校旗をあげた。
保護者はほとんど受け取った。保護者はほとんど入ったようなので9時50分にやめる。約200枚まいた。

■3/9 戸山高校

・朝8時スタート、9時半終了で、2人で191枚。
・受取は、卒業生は3割程度、保護者が5割、在校生はほぼゼロでした。いままでやっていた板橋区の高校と比較するとずいぶん悪かったです。その高校では、とくに保護者はほぼ全員受け取ってくれていました。まあ、世の中ビラを受け取らないことが定着してしまったのでその反映だろうと思います。(しかしそろそろアピール方法について対策は考えほうがよいかもしれませんね。横断幕を掲げるとか)
・卒業生の服装は、女性は大半がオレンジやピンクの和服、男性も3割くらいが緑やグレーの羽織袴だったのではないかと思います。その他の男性はスーツ姿でした。いままで撒いていた板橋区の高校ではそういうことはありませんでした。ずっと前、練馬区の高校で、和服も含めて仮装姿の卒業生が多いところがありました。
・学校の対応は、管理職と思われる人がもう一人の撒き手に、一度だけ、「敷地には入らないように」「できればビラは撒かないでほしい」と言ってきたそうです。もちろん気にせず敷地外で撒きました。
・この学校にはいつも公安が来ます。明治通りをはさんで50mほど離れたところに駐車していた車が公安のものではないかと思われます。
 ・いっぽう、敷地ではあるものの校門の外に、教員が5人もいたのには驚きました。この学校は、卒業生が列をつくって校門前で記念撮影をしていたので、整理や受付のような意味もあったのかもしれませんが。


    
付)戸山高校でかつてPTAのビラまきをやっていた人に聞いてみました。2004年~2007年まではやっていたとのことでした。
この方は05年と07年がお子さんの卒業式で、レンタル、着付け、美容院、写真で10万ほどかかったので、「確かに裕福でなければ無理でしょう」とのことでした。
 
■3/9 R高校

2人で撒きました。門が2つあるので、分担して、8時からビラが無くなる10時前まで。280枚ぐらい。
まず副校長なるもの(女性)が出てきました。敷地の端に置いた私のバックを見て、何か言おうとしたので、「小さいことに拘ると大きい教育は出来ませんよと」言うと、どけてくれと最後まで言いたそうな目線をバックに向けていましたが、言わずに帰りました。
8時半までの先生は来る人が少なく、生徒と比較して態度が良くない人も少なくない。
生徒も保護者も「おめでとうございます」と言って渡すと「有難うございます」と返しながら受け取る人が9。2~3人で一緒に来る生徒も少なくないので、人数分まとめて渡して「分けてね」と言うと「ハイ」という生徒ばかり。
全日制でこんな学校は私は初めて。3年前だったか、中高一貫のO高校とは雲泥の差。
この差は何なのでしょう?この学校では和服・袴とか派手な格好した生徒は皆無だった。

■3/9 S高校

教頭がすぐ出てきて「敷地内で撒くな」「子どもに撒くな!」というので、「道路で撒くのは自由、子どもとはなんだ! 生徒に配るなというのは18歳問題を妨害する事! 恥を知れ! 教師の風上にも置けない」というと、後ろの玄関に下がり、生徒からチラシを取りあげる行為をする。「ビラを読む自由を!」というとゴミ箱を持って出てくる。
この過程で、やり取りを聞いていた女子卒業生が、戻ってきて、ビラをもらいに来た。嬉しい。
結局、2度出てきたが、教頭引っ込む。かわりに玄関に3人の職員が立つ。ゴミ箱をおいたので、「ビラをごみにするな!ちゃんと読ませて」というと、撤去。
生徒の半分ぐらいに140枚ぐらい撒きました。
18歳選挙権というのは、政治参加ができる、意見を持つ、発言できる行動できるということ。これを弾圧して選挙権・投票行使にきり縮めることはあり得ないこと、許されないことです。 (文科省の指導資料には地公はじめ、教員への制限・罰則が多すぎます!)

■3/9 T高校

8時~9時50分まで撒く。枚数:約320枚 参加者:4名、弁護士1名、
概況:撒きはじめから、校長を名乗る教員が、正門の前に仁王立ちで、 何かと文句を付けて来る。曰わく「生徒に配るな、止めてくれませんか、帰ってほしい」などなど。生徒に対しては、「いいよ受け取らなくて」と指示を出す始末。
当方の弁護士が、生徒には受け取る権利がある、というと、私はお願いしてるだけ、と弁解していた。
この校長は細かい人らしく、当方が植垣の縁でビラを二つ折りしていたら、「その縁も学校内なのでやめてほしい」と言って来た。これは初めての経験だった。
また、脇に立っていた副校長は、校長がいなくなると、弁護士と話を始めていたが、最近まで都高教に属していたそうだ。
生徒、保護者ともビラ受取はかなり好く、クレームを付けて来る保護者もいなかった。
毎年、必ずしも生徒の受取はよくはなかったが、今年は好調で、早々と300枚を超えることができた。