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2015年9月16日水曜日

翁長知事の決断 そして、戦争法案廃案の連日の闘い。


包囲ネット・渡部さんからの報告

9月14日、沖縄県の翁長知事がついに、「辺野古埋め立て承認取り消し」手続き入りました。翁長知事は次のようなことを述べています。
 「ありとあらゆる手段を講じて、『辺野古に基地をつくらせない』という意味での第一歩だ。」「楽観も悲観も全く白紙の中で、沖縄のあるべき姿、日本のあるべき姿を国民に問いたい。世界に問いたい。」

これに対し、政府は、「係争中も移設作業は進める」と述べています。とんでもないことです。口を開けば政府は「国民の生活と命を守る」と言いながら、実際にやっていることは全くその反対のことです。「民意」をこれほどまでに踏みにじり、「国民の生活と命を守る」などとはよく言えたものです。
彼らの言う「国民」とは、彼らの後ろにいる一部の権益者(日米独占資本)のことで、それ以外の圧倒的多数の国民は二の次なのです。

しかし、今回の翁長知事の決断によって、いよいよ闘いは、<オール沖縄>だけではなく、<オール日本>、また<米日の軍事戦略に反対する国際世論>とともに、日・米政府に対する大きな闘いの「第一歩」が始まったと言ってよいと思います。
そして翁長氏は「ありとあらゆる手段を講じて」と述べています。これこそ背水の陣です。沖縄の闘いを全面的に支援しましょう。

9月14日の国会周辺では、「戦争法案」反対の座り込みと大集会が開かれ、平日にも関わらず45000人が参加、国会正門前車道は再び人々が埋め尽くしました。

私は夜の大集会には参加できませんでしたが、昼の座り込みには参加しました。

13:00頃に国会正門前に着くと、すでに多くの労組関係の旗が立っていました。教組でいうと日教組系組合は正門に向かって右側の歩道上に、全教系の組合は正門からまっすぐ伸びる道路の歩道上に、座り込んでいました。全国動員のせいかかなりの数です。
こうして、知識人や市民とともに、実際の仕事を支えている組織労働者たちが立ち上がることがいかに重要なことか、と思いました。彼らがもしゼネストをすれば戦争も出来なくなります。

13時に始まった集会では<民主・菅直人議員><共産・大門実紀史議員><社民・福島瑞穂議員>が発言、さらに総がかり実行委員会を構成する<戦争をさせない1000人委員会・福山真劫さん>、<解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会・高田健さん><戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター・山崎さん>が発言しました。

その中で、高田健さんは、次のようなことを述べました。
 「自民党の谷垣氏は以前『デモは大したことはない』などと述べていたが、最近『たくさんのデモに囲まれての採決はやりたくない』などと述べている。
 だから私たちは今週やる。休日ではなくとも14日~18日とやり抜き、彼らを震え上がらせる。そのために国会に来よう。今日まで9条が続いてきたのは何故か。自衛隊が人殺しをしたり殺されたりしなかったのは何故か。それは戦後闘ってきた民衆がいたからだ。
 一つ一つの局面では敗北もあった。しかし、それをものともせずに闘ってきた。民衆の闘いこそが歴史を作る。運動には弱点や間違いもあったかもしれない。しかし、大方向は間違っていなかった。だから、こうなった。昨日、新宿南口で宣伝行動をやった。
 フェイスブックなどで、200人が集まってくれた。創価学会の人も発言してくれた。
昨日の広島での7000人による人文字は素晴らしかった。大阪でも2万人が集まった。こんなに全国で、こんなにいろいろな人々が立ち上がった闘いはここしばらくなかった。
8月30日の闘いは民衆運動史の一コマとなった。そして、本日9.14からこの一週間、全力を上げて反対運動に取り組もう。「高原闘争」(総がらみ闘争)をやり抜こう。戦争法案を打ち砕こう!!