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2015年7月29日水曜日

至急 集会のご案内

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7/23 都教委定例会 根津公子さんの傍聴記

■ 本日(7/29)朝、当ブログのアクセス数が6万になりました。ブログを新しく切り替えてからの数です。最初からですと、約90万になると思います。今後ともよろしくお願いいたします。                みなさん!戦争法を廃案に全力を尽くしましょう!

7月23日(木)に行われた都教委定例会についての、根津公子さんの傍聴報告です。
都教委で都立中学の歴史・公民教科書が育鵬社に決まりました。

◆中学校歴史・公民ともに育鵬社版を採択
★議案は都立中学校(中学校・中等教育学校10校、特別支援学校21校)の教科書採択について、報告が都立高校における規範意識の育成について。非公開議案は教員の懲戒処分について。

★教科書採択が議案だったので、傍聴希望者は38名。18名が傍聴できなかった。「モニターをつけて、別室で見られるようにしてほしい」と何人かが訴えたが、難しいことではないだろうに、担当者は無視をした。

★今回もまた、前回の定例会の終わりに予告した「10時開始」をホームページ上で突如、「9時15分開始」に変更しての開始だった。傍聴者を歓迎しない、そして何と無責任な仕事ぶりか。

定刻を過ぎたというのに、私たちは入室できずに廊下で待たされた。と、9時20分、木村委員があわてて部屋に入って行った。木村委員が席に着くや、私たちに入室指示が出された。いつもながら、木村委員は遅刻を詫びず、司会役の中井教育長も開始を5分遅らせたことについての詫びや説明をしなかった。この人たち、身内にはなんと甘いことか。

≪教科書採択について≫

「検定済み教科書発行者一覧の中から無記名投票により、学校ごと、教科ごとに教科書を採択するということでお願いしたい」と、指導部長より採択の方法について提案がされた。都教委が各学校の教育目標に照らして作成し、選定審議会が承認した「教科書採択資料」(学校ごと、教科ごと。以下、「資料」という)が事前に配布され、それを参考にして各教育委員は投票をしたようだ。

無記名投票については、「都教委の考え、判断によるのであって、それを定める法令はない」とのこと(乙武委員の質問への回答)。

「資料」には、記述内容についての調査項目ごとに、その教科書が取り上げた箇所数を数え、数を記すとともに、数の最も多い発行者には☆印を4つ、数が少なくなるにしたがって☆を少なくし4段階で表示している(下欄は立川国際中等学校の歴史の調査結果の一部。箇所数は、2段目から略した)。「☆印の表記は、教科書の優劣を判断したものではなく」とただし書きがあるが、投票結果を見ると、教育委員が☆印を見て投票したことは歴然としている(教育委員が膨大な時間を使って、全ての教科書を読んだとも考えにくい)。
以下、略 

レイバーネットをご覧ください。
全文
http://www.labornetjp.org/news/2015/0723nezu

7/24 産経新聞報道 東京都の中学の教科書採択

 

産経新聞記事

■育鵬社の教科書採択 東京都教委、歴史と公民

 東京都教育委員会は23日、都立中高一貫校の10校で来春から4年間使う中学生向けの歴史と公民の教科書に、「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社(東京)の教科書を採択した。都立特別支援学校の中学部(視覚障害を除く)22校で使う歴史と公民の教科書にも同社を選んだ。

 採択は中井敬三教育長と5人の教育委員の無記名投票で行われ、育鵬社が4票、その他の教科書が2票だった。採択に際しての意見陳述はなく、採択理由については「今後、委員の意見をとりまとめた上で公表する」としている。

 前回(平成23年)は中高一貫校の歴史と公民、特別支援学校の歴史は育鵬社、特別支援学校の公民は自由社(東京)だった。

 育鵬社は、多くの教科書が自虐的な歴史記述に満ちていると批判し、歴史・公民の教科書を発行してきた扶桑社の事業を継承。15日には栃木県大田原市教委が市立中9校の教科書に採択している。

2015年7月20日月曜日

7.18 教育への自衛隊の浸透を許さない首都圏集会

7月18日(土)午後、「教育への自衛隊の浸透を許さない首都圏集会」が千駄ヶ谷区民会館で開かれました。約40名が参加ししました。その報告が永井さんから寄せられましたので、アップします。

■集会の内容の報告
 安倍政権の集団的自衛権行使の閣議決定とそれに伴う戦争法案が強行採決されたが、その裏側で教育への自衛隊の介入・浸透があからさまになってきている。

昨年『高校生をリクルートする自衛隊・自衛隊の手法をより入れる教育行政』のブックレットを発行して、その状況を告発し、闘ってきたブックレット編集委員会の主催で集会が行われた。

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★集会プログラム
司会 設楽ヨシ子(ふえみん婦人民主クラブ)
報告
1、永井栄俊(東京 日の丸君が代予防訴訟原告共同代表・元東京都立高校教諭)
 高校生の自衛隊での防災訓練に関する交渉経過 自衛隊と教育現場事例
(大阪の事例・東京練馬工業高校など) 都教委2015年教育方針批判
2、大西一平(立川自衛隊監視テント村・立川・反戦ビラ弾圧当該)
 2015年立川での東京都総合防災訓練と自衛隊参加・生徒動員問題
3、坂本茂(練馬平和貞会)
 練馬駐屯地周辺中学の自衛隊への職場体験中止
 舎人公園(足立区)での自衛隊主体の防災訓練監視報告など
4、京極紀子(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会)
 横浜市中学1年生の体験学習として東富士演習場の軍事演習見学問題
質疑応答

★プログラムに基づいて次のことが報告された。
(1)主催団体では、2013年の都立田無工業高校の朝霞駐屯地での訓練、2014年度の大島高校の武山駐屯地(横須賀市)での訓練について、都教委へ質問と要請を繰り返している。
特に問題にしているのは、両校での訓練は、生徒・保護者向けの文書では「宿泊防災訓練」となっているが、防衛省への「申込み」の文書では、「隊内生活体験」の申し込みになっている。つまり軍事訓練の申し込みをしているのである。
これに対して都教委は最初の質問に対する回答では「あくまでも防災訓練である」としてきたが、二回目の質問では、この点の回答を回避している。なぜ回答がないのかの説明もされていない。
武山駐屯地の広報誌(2015年1月1日付)に生徒の顔がわかる形で写真が掲載されている。生徒の情報を漏えいしたとしてこれまでたくさんの教員が処分されてきたが、今回の顔写真は生徒の情報とすれば最大のものだ。だれも責任を取らない、というのは疑問だ。
質問に対する都教委の意回答は「他の機関が掲載したものであり、お答えすることはできません」と無責任な回答であった。
これら、都教委の重大な責任は糾弾されなければならないが、教育情報課が壁になり、責任ある部署の担当者との話し合いが持てない状況にありる。この教育情報課の防壁体制が改めて問題になる。都民の信頼を著しく失墜しているといえる。

(2)6月29~7月3日までの舎人公園(足立区)での大規模な「自衛隊統合防災訓練(27JXR))」が実施された。2,300人の自衛隊員、車両160両、航空機7機が動員された。防災訓練に名を借りた軍事訓練なのである。

(3)都立練馬工業高校は、奉仕の体験学習として2010年から練馬駐屯地で2年生全員を動員している。生徒・保護者には「奉仕」の体験学習と言っている。ところが、自衛隊の文書では「自衛隊に対する親近感を醸成するとともに防衛を理解させる基盤を育成する」ことが目的としてあげられている。

(4)9月1日、立川の昭和公園で実施される合同防災訓練では、立川第二小学校の2年生、大山小学校の4から6年生、第四中学校の2年生、で各校100人が動員されることになっている。またこれとは別に、第六中学校の3年生が動員される。
「学習指導要領に基づき総合学習の時間として位置付けられる」とされている。しかし、小学校では総合学習は3年生より始まり、2年生ではその対象となっていないのである。

(5)横浜市立中山中学校では、この1年生を対象にした夏休みの学習で、陸上自衛隊東富士火力演習の見学参加者を募集している。「育鵬社版公民」の学習の一環なのだという。憲法9条の平和主義の観点から「平和主義が日本の平和を守るだけでなく、世界の平和にも貢献するものであるとの考え方を学ぶ」ためなのだと書かれている。安倍首相の「積極的平和主義」論に基づく集団的自衛権の考えを前面に打ち出した「学習」なのである。
この授業を企画している教員は予備自衛官であり、学校には右翼からの激励が殺到している。この学校はまるで右翼の宣伝の場所になっている。学校の責任は大きい。
これが許されるならば、「育鵬社」版教科書を採用しているところはすべて、自衛隊の火力演習を見に行くことになり、とても許されるものではない。全国から抗議文や電話をお願いします。

主催団体である「ブックレット編集委員会」では、さらに都教委を追及していく。

2015年7月15日水曜日

都立青山高校校長・副校長への抗議行動

■3月14日の都立青山高校の卒業式チラシ撒きに対して、青山高校校長、および副校長はひどい態度をとりました。(ブログ参照)                                                     そのため、都教委包囲ネットは原宿警察署への抗議・申し入れ行動とともに、青山高校校長・副校長にも抗議と申し入れを行いました。彼らは実に不誠実な態度をとり続けています。その報告です。

(1)<6月5日(金) 青山高校訪問>
H弁護士と包囲ネットの仲間4人の計5人で、14:00すぎ青山高校を訪ねました。
経営企画室長(事務長)が出てきて、
「校長は出張でいない。副校長(ここは1人)は授業参観中で15:00までは会えない」というので、H弁護士には帰って頂き、包囲ネットの4人で15:00に再び訪ねることにしました。
15:00に訪ねると、卒業式の時に警察に電話をした副校長がでてきました。
そして、「10分後には別の要件があるからここ(経営企画室の前)で応待する」と言いました。それで、やむを得ず、事務室の前で抗議文を読み上げました。そして、その抗議文の質問事項にある「警察に連絡したのは都教委からそうしろと言われたからですか。」という点について、副校長に問いただしました。
すると彼は、「宛先が校長なので答えられない。校長に見せてから返事をする。」と言うばかりで、話になりませんでした。それでもこちらが「一週間内に書かれている連絡先の電話のところへ連絡をください」と言うと、「そうします」と回答をし、そそくさと帰っていきました。
 ⇒その後、一週間たっても電話での回答なし。

(2)<6月17日(水)青山高校へ電話する>
副校長が出てくる。
「一週間後までに回答するということだったがどうしたんですか。」と聞くと、「前回確かにそのように言いました。しかし、校長から何もなかったのであれば回答しないのが回答だ。」、
「いつまでも回答しないつもりですか。」というと、「それはわからない」という。
また、「あなたが警察を呼んだのでしょう。それは校長に言われたからですか。
また、校長がそのようにしろと都教委に言われたからですか。」と聞くと、
「回答しないのが回答だ」と繰り返しました。
そこで、「また連絡します。」と言って電話を切る。

(3)<6月25日(木)青山高校へ電話する>
事務の人が「校長は出張です。」

(4)<7月8日(水)青山高校へ電話をする>
 9:50「校長は会議中。」、12:45 「校長は面接。」、15:00 「校長は校内巡回中。」

以上がこれまでの経過です。

<問題点>
1、一週間以内に回答すると言いながら、回答せず、こちらが連絡すると「回答しないのが回答だ」と開き直っている。
2、その後、何度電話をしても誠実な対応が見られず、逃げ回っている。
3、「回答しないのが回答」というのは、自分たちがやったことに対し、釈明ができないということ。

したがって、今後も「一週間内に回答する」と言ったことに対して、引き続き追求していきたい。

2015年7月12日日曜日

おい!こら!警察 警視庁原宿警察署の弾圧と強権的な対応に改めて抗議します。

すでにブログでも報告していますが、
①都教委包囲ネットは、2015年3月14日の都立青山高校への卒業式チラシ撒きを行いましたが、それに対して、原宿署の警備課の警察官はチラシ撒きを妨害・弾圧してきました。
http://houinet.blogspot.jp/2015/03/blog-post_16.html

▼青山高校玄関に入って行く原宿署私服警官

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▼チラシ撒きを直接弾圧して、数々の不当・不法な言動をはいた制服警官

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▲「取り扱い警察官が、学校からの通報にふまえ、通行の妨害や迷惑になる方法でのビラ配りをしないよう要請したもので、妨害、弾圧などを指摘されるものではありません。」(6/29の原宿署の回答)
冗談言うなよ!

②2015年6月2日、都教委包囲ネットは警視庁原宿警察署に行き、卒業式のチラシ撒きへの弾圧について、抗議・申し入れを行いました。
このとき、原宿警察署・警務課の警察官大勝さんは後日電話で回答すると言いました。
http://houinet.blogspot.jp/2015/06/blog-post_7.html
http://houinet.blogspot.jp/2015/06/blog-post_9.html

③6月29日午後、大勝さんは都教委包囲ネットに電話をしてきましたが、包囲ネットの代表ではなく、チラシ撒き時の当事者Tに直接話すと言ってきかず、結局、Tと以下のようなやりとりをしました。
原宿署・大勝さんの態度は警察署という権力を振りかざす以外のなにものでもなく、ここにそのやりとりを明らかにし、改めて、原宿署に抗議します。

■6月29日、原宿警察署警務課大勝さんの電話(要約)

大勝「大勝です。返事をいたします。」
T「先の申し入れ文書に記した電話の代表格Kさんに対して、回答しないのはなぜですか」
大勝「当事者に言います。」
T「それはおかしいんじゃないですか。都教委包囲ネットは包囲ネットして申し入れ、回答を求めたのです。」
「6月2日の申し入れも、包囲ネットの責任者Aさん、弁護士Hさん、そしてTが申し入れをしました。」「申し入れは都教委包囲ネットという団体として行ったのですから、回答は記載の団体にするのが当たり前でしょう。」
大勝「当事者にします。」
T「私たちは、青山高校だけでなく、他の学校でもチラシ撒きをしているので、この問題はTだけの問題ではないからです。」
大勝「回答します。」
T「待ってください。私が聞くのはいいですが、あくまでも団体へも回答してください。
私たちの出した申し入れ書になんて書いてあったか言ってください。団体として原宿署にに対して返事を要求しているでしょ。」
大勝「回答いたします。」
「『申し出のありました件については、取り扱い警察官が、学校からの通報にふまえ、通行の妨害や迷惑になる方法でのビラ配りをしないよう要請したもので、妨害、弾圧などを指摘されるものではありません。以上です。』
T「ちょっと待ってください。取り扱い警察官って誰ですか。」
大勝「当日行った警察官です。」
T「申し入れの回答になっていないでしょ。交通を妨害したのは警察官の方でしょ。そんなことの回答を求めていませんよ。」
T「この回答は誰の責任で言うのですか。大勝さんあなたの名前でですか。当日行った警察官ですか。」「誰ですか。」
大勝「原宿署としてです。「失礼します。」
と言って一方的に切ってしまった。

■全体として
原宿警察署・大勝さんは、6月2日の「抗議の申し入れ」に対して、「警察は抗議は受け付けない。申し入れなら受け付ける」と言いました。
都教委包囲ネットは警察署のこの態度について、「抗議を受け付けないというのはおかしい。えん罪のもとになる」ことを言いましたが、「受け付けない」の一点張りでしたので、「申し入れ」にしました。6月2日の態度も、6月29日の電話の態度・言い分も全く許せないもので、ここに改めて抗議します。

3月14日の青山高校でのチラシ撒きに対する原宿署警察官の言動と行為は本当にひどいものです。
安倍政権の下で、警察署がますます権力的になり、思想信条の自由、表現の自由、生きる権利を弾圧する、その実行者になることを私たちは許さないでしょう。そして、警察と結ぶ学校当局・都教委も許さず闘っていきます。

2015年7月2日木曜日

7/18 集会のお知らせ 自衛隊問題

自衛隊介入の集会を開きます。                              是非ご参加ください。

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2015年7月1日水曜日

6/25 都教委定例会 根津公子の傍聴記

6月25日(木)に行われた都教委定例会の傍聴報告です。

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◆実教出版高校日本史またもや「使用は不適切」通知

高校の教科書は小中学校のように4年ごとの採択ではなく、毎年採択がされる。そこで、昨年度の検定に新たに合格した外国語の1冊についての資料が提示された。
議題から見ればこれだけの報告であったはずだった。
 しかし、続けて、表題の発言。「国旗国歌について、実教出版日本史の『一部の自治体で公務員への強制の動きがある』との記述は今回も変わらなかった。これは、都教委の考え方と異なる。したがって、校長の責任と権限の下、選定するよう6月26日以降通知をする」と。
 委員からは一切の発言はなかった。委員の誰一人、教育に介入していると自覚する者はいないのか。

●根津さんの傍聴記の 全文はレイバーネットに掲載されています。
http://www.labornetjp.org/news/2015/0625nezu

■実教出版高校日本史またもや「使用は不適切」

~茶番の第一回教育総合会議も開かれる

 公開議題は1)2016~2019年度使用中学校教科用図書選定審議会の答申について 2)2016年度使用都立高校用教科書の調査研究資料についての報告2件。非公開議題が校長の任命や懲戒処分の議案及び報告。公開議題について報告する。

1)2016~2019年度使用中学校教科用図書選定審議会の答申について

 教科書採択にあたり、3月末に都教委がすべての出版社の教科書について調査研究するよう審議会に諮問し、その「教科書調査研究資料」が6月10日付けで答申された、その報告。これに基づいて都教委は都立中学校の教科書採択を行い、また、区市町村教委などの採択権者に対しても、これが十分に活用されるよう指導、助言、援助を行うとのこと。
※以下略

■午後からは第1回教育総合会議

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首長が教育を支配する教育委員会制度に変わったのを受けて、知事は教育総合会議を招集することができるようになった。その1回目が開催された。これまでに見たことのない厳重な警備態勢。職員は皆、ピリピリ。傍聴受付は12:00から12:30に25階で。12:50、傍聴者は10人ずつ職員にガードされて42階へ。そこで手荷物監査をされ、控室で待機。13:30、やっと会場に誘導された。1時間の会議を傍聴するために、1時間から1時間半も待たされたのだった。
以下略