お知らせ

拡大表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「+」キーを押します。
縮小表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「-」キーを押します。

2014年2月8日土曜日

2/2 都教委包囲・首都圏ネットの2.2総決起集会 つづき

田無工業高校の自衛隊駐屯地宿泊防災訓練問題  練馬平和委員会・坂本さん
★田無工業高校(下の写真)の自衛隊駐屯地宿泊防災訓練について、「防災訓練」と称して「自衛隊体験入営」させたbことについての詳細な報告が、坂本さん(練馬区平和委員会・ウオッチする市民の会)からなされました。坂本さんたちは練馬区民として自衛隊をウオッチして30年になるそうです。坂本さんは防衛省・自衛隊もブラック企業だと言われました。

DSCF6638

★田無工高の生徒34名に対して教員6名、教育庁6名、自衛員24名で行ったところはどんなところか。
 自衛隊朝霞駐屯地(写真)は、北朝鮮のロケット発射というと、真っ先にパック3を入間基地とかいろいろの基地から朝霞駐屯谷集合させるところです。そこでは1日1万発の実弾を撃ったりしています。敵が攻めてきたら人を殺す訓練をするところです。確かに3.11とか鳥インフルエンザとかで活躍していますが、そういうこともやっているが防災が主ではない。「自衛隊の施設でしつけとか防災訓練とかやるのはおかしい。駐屯地の自衛官はだれもそう防災訓練やしつけをやるなんて思っていない。自衛隊はそういう組織ではない。消防がやればいい。」

★宿泊施設にはイラク派遣の時、自衛隊員が旭川とか全国から朝霞にきて泊まり、最後の訓練をしていました。プレハブの建物をつくり、ドアを蹴破って突っ込んでいく訓練を学校(朝霞高校、新座総合高校)の目の前でやっていました。そこからイラクに発っていったのです。家族は生徒たちが泊まった外来宿舎に泊まりました。

img_ph002

★当日、私は朝早く起きて自衛隊のフェンスのところで写真を撮り続けていました。都立高校の高校生がそんなことをやるのは前代未聞のことだからです。どんなとをやったのか。やったことはひとつなのに、都教委の出した「服務命令書」と防衛省の文書とでは大きな違いがあります。(資料参照)
 例えば、高校側の「復命書」で「部屋の使い方などの説明」とあるところは、自衛隊文書では「基本教練教育予行(停止間、行進間の動作)」となっています。また、「基本的な生活、グループ学習」とあるところは、自衛隊文書では「基礎教練(停止間、行進間の動作)」です。この基礎教練とは何かというと「行軍(行進訓練)」です。A地点からB地点に移動するだけです。自衛隊用語では「行軍」です。高校生がやったことは行軍。しかし、復命書ではそんなこと書いてありません。行軍は防災訓練ではない。また、都教委「復命書」で「課外学習(部屋の使用方法等)」とあるのは、自衛隊文書では「着隊指導(ベッドメイク、点呼の要領等教育)となっています。ベッドメイクというのは自衛隊では重要な軍事訓練です。ホテルなどのベットメイクではない。行軍とベッドメイクは入隊訓練、自衛官になるための予備訓練です。防災訓練ではありません。最後の日に何をやっていたか。子どもたちは隊員と一緒に走っている。「全体とまれ」とか。
 都教委は「しつけ」なんて言ってるけれど、そういう訓練がしつけか。自衛隊はいじめ、パワハラ、セクハラ当たり前。事故があつたら命令がなければ動かない。そういう組織なんです。
 僕が写真を撮っていたんですがヤメロとは言わない(言えない)。
そして、明日2/3から3日間江東区の運動施設で自衛隊が参加した防災訓練がある。女性も20名参加して、今度は2年生全部がやる。
 私は見学を要請しましたが、やっと3日目の午後だけ許された。いろいろ制約事項が書いてあった。おかしい。でも、前とちがうかなど取材・見学に行く。

★自衛隊員は国防軍に悩んでいます。国防軍にはいるとは思わずに自衛隊に入ったわけです。私たちはビラを撒いていますが、上官からはアカのビラなどとっちゃいけないよと言われているけどビラを結構とります。
 こういう私たちの不断の努力が必要だと思います。運動をしていくことです。

●「秘密保護法も共謀罪も盗聴法もいらない」 破防法・組対法に反対する共同行動の安藤さん。
 2005年~2006年頃、包囲ネットが国会前で教育基本法を改悪反対の闘いをし、共同行動が共謀罪新設反対の闘いをしていていた。その時の縁で、「日の丸・君が代」の強制も共謀罪も憲法違反で、戦争への道、民衆の管理強化の道だ、個々の課題を越えて共闘していきたいと連帯の決意が述べられました。
 安藤さんは昨年12月に秘密保護法が制定された以降、治安立法の制定・強化、共謀罪新設、盗聴法の拡大が準備され、国会上程がもくろまれていることに警鐘を鳴らし、これに共同して反撃していこうと発言されました。

●その後、会場から、宮城県の小学校教員の土屋さんの、軽妙で、楽しい、それでいてすごい闘いについての発言がありました。。
小野さん(愛知県の元教員)から、集会の総括的発言と、4月に全国ネットの集会を開催する提起がなされました。

<集会名> 「許すな!『日の丸・君が代』強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 4・2全国集会」
<日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
<場 所> 東京・日比谷図書館文化館(日比谷野音隣りの日比谷図書館・地下)
<講 演> 高橋哲哉さん(東大教授)
<内 容>(予定)・高橋哲哉さんの講演/ ・全国からの報告/ ・闘いの提起/ ・全国ネットについて/ ・そ       の他
   *翌4月21日(月):午前…文科省要請、午後…都教委要請
<主催> ・「4・20集会」実行委員会
     ・許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(準備   会・仮称)

●このほか、包囲ネット事務局から、卒業式のチラシ撒きの行動呼びかけ、集会決議、集会の閉会挨拶を行って、集会を終わりました。

⑮青木
 参加者も多く、内容も充実し、東京のみならず大阪、全国、さらには市民運動とも連帯し、ともに闘う決意を固め合う「総決起集会」になりました。頑張りましょう。