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2013年1月8日火曜日

2・3総決起集会

                  2・3総決起集会への賛同、参加のお願い
1、現在の状況
 今、東京では石原の突然の無責任な辞任で都知事選挙と、解散による衆院選のダブル選挙が進んでいます。衆院選では、一時14党でしたが現在は12党が乱立しています。
 いずれの党も日本の明るい未来の姿を明らかにできないでいます。こうした中で、強い右傾化の主張が見られます。「国防軍」「集団的自衛権」「憲法改正」「9条改正」「核武装」等々です。この傾向と表裏の関係で排外主義と「日の丸・君が代」=天皇制イデオロギー(国民統合のため)が強調されています。きわめて危険な状況と言えます。それは一方で支配階級の危機の表れでもありますが、今私たちに何が必要なのか何をしなければならないのかを真剣に考えなければならないと思います。
2,大阪の闘い
 橋下は、教育を中心に攻撃しています。彼の支持基盤は、現在の社会から恩恵を受けていない人々が主です。今、日本は不況です。資本と支配階級は賃金を低く抑え、利潤を確保しようとし、派遣労働者や非正規雇用労働者を増やしています。貧困層も増えています彼等は差別されている事を実感しています。その不平不満が橋下を支えています。
 橋下の教育への介入は違法性の高い不当なものですが、それを可能にしているのは06年の教育基本法の改悪です。橋下のファッショ的教育改悪攻撃に抗し、処分覚悟で反対している教職員がいます。彼等の勇気ある闘いは東京の闘いと同質です。彼等と固く連帯して闘っていきたいと思います。2月10日には、全国集会があります。成功させましょう。
3,東京の教育の現状
 教育に介入していた石原の無責任きわまりない辞職によっても、東京の教育は良くはならないでしょうし、都教委の姿勢は変わらないでしょう。
 石原と都教委によって、東京の民主教育は破壊されました。命令による教育=10・23通達とそれに基づく処分攻撃はその象徴です。命令による教育は、何を言ってもむなしいという無力感を生み、物言わぬ教職員を多数作り出しました。
 更に都教委は、校長の権限を大幅に強化しました。評価権(業績評価=昇格、昇給にリンク)、人事異動権(懲罰的異動が可能)、教育課程編成権(平和教育や原発教育に介入、愛国心教育の強化)、職員会議開催権(批判的意見の封じ込め)、などなどです。校長は学校における独裁者としての権限を与えられました。
 こうした独裁的学校運営により教職員は差別・分断されました。その結果、学校教育にとって最も大切な論議の場と教職員の協力と協働が破壊されました。それにより子どもたちは差別と競争主義にさらされ、豊かな人間性を育むことを阻害され、愛国心を強制されています。
4,東京の闘い
 皆さんもご存じのように、2003年の10・23通達に、戦後民主教育が危機に直面していると感じ、処分覚悟の不起立で闘った400名以上の教職員がいました。
 彼等は東京の教育の良心と言うべき存在です。
 現在もその闘いは継承されています。
 最高裁判決で加重処分に対する一定の歯止めできましたが、都教委は新たな攻撃手段を考えています。不起立者に対する再発防止研修を大幅に強化し、屈服させようとしています。屈服しなければ分限免職処分をする、という状況にあると考えています。
 このような都教委の恫喝に屈せず、不起立を貫く覚悟の人がいます。こういう人を都教委攻撃から守るために、より多くの人の理解と支援の輪を広げていきたいと思います。その闘いの向に東京の民主教育の再生と子どもたちの明るい未来がみえると確信しています。
 皆さんの賛同と参加をよろしくお願いします。
                                                2012,12 都教委包囲ネット